愛される町カフェをつくろう。

町カフェがめざすカタチ

町カフェが大切にするのは、そこで生まれる《おしゃべり》です。
「今日も暑いね、まったくもう~」
「こないだ初めてシャインマスカット食べたのよ」
「旦那さんの具合いかが?」
他愛のない会話からスタートするおしゃべりから、ちょっとじっくり聞いてもらいたいということもあるかもしれない―とんなときは、二階の相談室でじっくりお話を聴くこともできる。
私たちの町カフェは「相談室のあるカフェ」なのです。
町カフェでおしゃべりを堪能してもいいし、相談して気持ちを軽くしてもいい。
気軽に立ち寄って来てくれた人の日常を少し豊かにすることが、私たちのめざすカフェのカタチです。

ここは町の入口

町カフェの大きな役割は、立ち寄ったお客様に地域の情報を伝え、また地域へ送り出して言うこと。
「小机で赤ちゃんとママのイベントがあるよ」
「ここに行けば探しているボランティアが見つかるかも」
など、地域のインフォメーションセンターとしての役割を果たします。
地域の新鮮な情報が受け取れる町カフェの入口は、町の入口ともいえます。
だから町カフェの入口は、あえてセットバックをして中間ゾーンをつくり、町カフェの中でも外でもないグラデーションの空間を作り、地域情報のチラシラックや掲示板を整備しています。
中間ゾーンに踏み入れた町の人は、町カフェに入り、町の中へ溶け込んでいく、これも町カフェがめざすカタチの一つです。

町への愛着が生まれる場所となる

町カフェがある鳥山町は城郷という地域にあります。この地域には源頼朝などにまつわる鎌倉時代の史跡や小机城址のような歴史的価値の高い史跡がたくさんあります。そこから派生した民話や伝統文化もありますが、深く関心を持つ地域の人はあまり多くありません。
子どもたちが5年後10年後、この土地を巣立った後、この町が故郷と感じる場所であってほしい。町カフェはそのきっかけを作っていけたらと考え、小机城址のある町のカフェとして、城下町の茶屋をテーマにデザインしています。
この場所から、地域の魅力に気づき、そして、町へと出かけて行ってほしい。
そんな願いが込められています。

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